建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問147 (清掃 問7)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問147(清掃 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 備品などに付着している微量のほこりは、乾いた柔らかい綿布などで拭き取ると、容易に除去することができる。
- 布などの清掃用具に効率よくほこりを付着させるためには、付着力を高める物質を布などに含ませる。
- 床などに、水分を含ませたおがくずをまいて掃き取る方法は、ほこりを付着させる効果が大きい。
- バキュームクリーニングは、カーペットの織り目に入り込んだほこりなどの除去に用いられる。
- ほこりは、長期間放置しても除去のしやすさは変わらない。
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この過去問の解説 (3件)
01
本問は、ほこりの除去方法とその特性について、正しい知識を持っているかを問うています。
ほこりは発生した直後であれば簡単に取り除けますが、時間の経過とともに湿気や油分を吸い込み、建材に「固着」してしまう性質があります。
この「ほこりの変質」を理解しているかどうかが、実務上の効率的な清掃計画を立てる鍵となります。
この選択肢は適切です。
棚や備品に積もったばかりの乾いたほこりは、粒子同士の結合が弱いため、乾いた柔らかい布で軽く拭くだけで簡単に絡め取ることができます。
「汚れが定着する前に取り除く」という日常清掃の基本を支える重要なポイントです。
この選択肢は適切です。
化学モップや化学雑巾などがこの原理を利用しています。
着塵剤(パラフィン系オイルなど)を含ませることで、静電気や吸着力を利用してほこりを舞い上げずに効率よくキャッチできるため、ビル清掃では非常に一般的な手法です。
この選択肢は適切です。
古くから行われている「湿りおがくず」を用いた掃き掃除の原理です。
水分を含んだおがくずがほこりを吸着し、重りとなって舞い上がりを防ぐため、広範囲の除じんにおいて非常に高い効果を発揮します。
現代のビル管理でも、コンクリート床の工事現場などで応用される確実な手法です。
この選択肢は適切です。
カーペットの織り目の奥深くに入り込んだ砂塵やほこりは、表面を拭くだけでは除去できません。
強力な吸引力を持つバキュームクリーナー(真空掃除機)を使用することで、繊維の隙間から汚れを吸い出し、カーペットの弾力性や美観を維持します。
この選択肢は不適当です。
ほこりは、長期間放置すると除去のしやすさが大きく変わります。
時間が経つと、空気中の湿気を吸って重くなったり、キッチンやOA機器からの油分と混ざり合ったりして、建材の表面にベッタリとこびりつきます(固着)。
こうなると、単なる除じんでは太刀打ちできず、洗剤を用いた洗浄作業が必要になってしまいます。
「ほこりは鮮度が命(早めに取るのが一番楽)」と覚えておきましょう!
ほこりに関する問題の急所は、「放置=強敵化」という変化を理解することです。
日常清掃でこまめに拭き取ることが、結果として建物全体のメンテナンスコストを下げることにつながります。
一見地味な「ほこり」の問題も、こうして背景を知ると「明日の掃除は早めにやろう」というワクワクした気持ちに変わるから不思議です。
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02
この問題は、清掃における基本的なほこりの除去方法と、その性質に関する理解を問うものです。ほこりは軽く見えても、時間の経過とともに表面に固着したり、湿気や油分と結びついて落としにくくなったりします。そのため、清掃では対象物の材質や汚れの状態に応じて、乾拭き、吸引、付着材の活用などを使い分けることが重要です。各選択肢について、清掃実務の観点から適否を判断していきます。
適切です。備品表面に軽く付着している微量のほこりであれば、乾いた柔らかい綿布で十分に除去できる場合が多いからです。綿布は繊維が細かく、表面のほこりを絡め取る性質があります。また、柔らかい布を使うことで、机や家具、備品の表面を傷つけにくいという利点もあります。特に日常清掃では、強い洗剤や水を使わずに乾拭きで処理することが、効率面でも保全面でも有効です。
適切です。理由は、ほこりを効率よく除去するには、単に布でなでるだけでなく、ほこりをしっかり吸着させる工夫が有効だからです。たとえば、ダストクロスなどには、ほこりを捕らえやすくするための処理が施されているものがあります。こうした付着力を高める物質を利用すると、ほこりが再び空中に舞い上がるのを抑えながら回収しやすくなります。清掃作業では、除去だけでなく再飛散防止も重要な視点です。
適切です。その理由は、水分を含ませたおがくずには、床面の細かなほこりを吸着しながら掃き集める働きがあるからです。乾いたまま掃くと、ほこりが舞い上がってしまい、かえって周囲を汚染することがありますが、適度に湿らせたおがくずを用いることで、その飛散を抑えることができます。現在では使われる場面は限られますが、清掃の原理としては、ほこりを付着させて回収する有効な方法の一つとして理解しておくべき内容です。
適切です。その理由は、カーペットは繊維の奥にほこりや砂粒が入り込みやすく、表面を拭いたり掃いたりするだけでは十分に除去できないからです。バキュームクリーニングは吸引力を利用して、カーペットのパイルや織り目の中にたまった汚れを取り除く方法であり、日常清掃でも基本となる作業です。特に歩行量の多い場所では、土砂や細かな粉じんが蓄積しやすいため、定期的な吸引清掃が美観維持と衛生確保の両面で重要です。
不適切です。ほこりは時間がたつほど除去しにくくなることが多いからです。最初は表面に軽く積もっているだけでも、空気中の湿気や油分、手あかなどと結びつくことで、対象物に固着しやすくなります。また、その上に新たなほこりが重なれば、層になってさらに取りにくくなります。つまり、ほこりは放置しても性質が変わらないわけではなく、むしろ清掃の手間が増す原因になります。したがって、この記述が最も不適当です。
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03
最も不適当なものは、「ほこりは、長期間放置しても除去のしやすさは変わらない。」です。
ほこりは床に付着すると取りにくくなることがあり、放置しても除去しやすさが変わらないとはいえません。
これは適当です。
少しだけ付いているほこりは、乾いた柔らかい布でやさしく拭き取れば除去しやすいです。日常清掃でも、ほこりの除去には乾いた器具や除じん用の器具が使われています。
これは適当です。
ほこりを取りやすくするために、モップなどへ吸着剤を使う考え方があります。つまり、布に付着力をもたせて、ほこりを効率よく集めるという内容です。
これは適当です。
水を含ませたおがくずをまいてから掃くと、ほこりが舞いにくくなり、集めやすくなります。清掃では、ほこりを飛ばさないようにすることが大切なので、この方法は理にかなっています。
これは適当です。
カーペットの中に入り込んだほこりは、ほうきや布だけでは取りにくいです。そのため、掃除機で吸い取る方法が使われます。実際の清掃仕様でも、カーペット部分は掃除機でほこりを吸い取ることとされています。
これは不適当です。
ほこりは放置すると、床や表面に付着して取りにくくなることがあります。清掃では、集めたほこりを早めに吸い取ることや、付着してしまった場合はさらに手間をかけて除去することが必要です。ですから、「長期間放置しても変わらない」という説明は合いません。
この問題では、ほこりは放置すると取りやすさが変わるという点がいちばん大切です。
あわせて、布に付着力をもたせてほこりを集める方法があること、湿らせたおがくずはほこりの飛散をおさえること、カーペットのほこりには掃除機を使うことも整理して覚えておくと、似た問題でも判断しやすくなります。
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