建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問148 (清掃 問8)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問148(清掃 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 凹凸のある床面は、ブラシを床磨き機に装着して洗浄する。
- 化学繊維のマイクロファイバー製ダストモップは、油剤を使用しなくてもほこりを吸着して除去する。
- 自在ぼうきは、ほこりを舞い上げることが少ないので主に室内で使用される。
- 改良ちり取り(文化ちり取り)は、移動する際にごみがこぼれないので、拾い掃き用に適している。
-
床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が壁面へ当たるため、壁面や幅木を汚しやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
本問は、ビルクリーニングで使用される代表的な用具(ブラシ、モップ、ほうき、ちり取り)の構造や機能、および作業上の留意点について問うています。
清掃用具は、建材の形状や汚れの性質に合わせて最適化されています。
試験では、その用具の「最大の利点」を逆手に取ったような、実務上の「弱点」を突くひっかけ問題がよく出題されます。
この選択肢は適切です。
凹凸のある床面(エンボス加工のタイルなど)には、平らなパッドでは奥まで届きません。
コシのあるブラシをポリッシャー(床磨き機)に装着して洗浄することで、溝の中に入り込んだ汚れを掻き出すことができます。
この選択肢は適切です。
マイクロファイバーは極細繊維の鋭いエッジで汚れを絡め取るため、従来の化学モップのように油剤(着塵剤)を使用しなくても、静電気の効果と合わせて高い除じん能力を発揮します。
環境負荷を抑えた清掃が求められる現代のビル管理に適した用具です。
この選択肢は適切です。
自在ぼうきは毛先が細く柔らかいため、床面に密着させて滑らせるように使うことができ、ほこりを舞い上げにくいのが特徴です。
そのため、人の出入りがあるオフィスや廊下などの室内清掃の主力として広く使われています。
この選択肢は適切です。
改良ちり取り(文化ちり取り)は、持ち上げると蓋が閉まる構造や、底が深くごみがこぼれにくい設計になっています。
拾い掃きをしながら移動する際、一度集めたごみが飛散しないため、効率的な巡回清掃を可能にします。
床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が壁面へ当たるため、壁面や幅木を汚しやすい。
この選択肢は不適当です。
フラット型モップは、その名の通り底面が平らで、「房(糸の束)」が横に広がりにくい設計になっています。
そのため、壁際や幅木のギリギリまでワックス(床維持剤)を塗布しても、壁面や幅木を汚しにくいのが最大のメリットです。
「汚しやすい」とする本肢の記述は、フラット型モップの特性と全く逆の内容となっています。
清掃用具の問題は、「なぜその道具が開発されたのか」という「道具の進化の理由」を知ると非常に解きやすくなります。
フラットモップは、従来の糸モップで壁を汚してしまっていた失敗を解決するために生まれた、優等生な道具だと覚えておきましょう。
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02
ビルクリーニング用器具は、それぞれ形状や材質、用途が異なるため、床面の状態や作業目的に応じて適切に使い分けることが重要です。今回の問題は、床磨き機用ブラシ、ダストモップ、自在ぼうき、ちり取り、床維持剤塗布用モップといった基本器具の特徴を正しく理解しているかを問うものです。特に、床維持剤塗布用のフラット型モップは、一般的な房モップとは構造が異なる点を押さえることが大切です。
適切です。その理由は、凹凸のある床面では、平らなパッドでは高い部分にしか接触しにくく、くぼみ部分に入り込んだ汚れを十分に除去できないためです。これに対してブラシは毛先が凹部まで届くので、凹凸面全体を効率よく洗浄できます。したがって、凹凸のある床面には床磨き機へブラシを装着して洗浄する方法が適しています。
適切です。その理由は、マイクロファイバーは非常に細かい繊維で構成されており、繊維のすき間や静電気の作用によって微細なほこりを絡め取る性質があるためです。従来のダストモップでは油剤を用いて付着性を高めるものもありますが、マイクロファイバー製は素材自体の捕じん性能が高いため、油剤なしでもほこりを吸着して除去できます。衛生面や作業性の観点からも有用な器具です。
適切です。その理由は、自在ぼうきは毛が細かく柔らかく、床面に沿ってごみやほこりを静かに集めやすい構造になっているためです。粗い屋外用ほうきに比べると、掃いたときに細かなちりを舞い上げにくく、教室、廊下、事務室などの室内清掃に向いています。主に室内で使用されるという説明は、自在ぼうきの特徴と用途を正しく表したものです。
適切です。その理由は、改良ちり取り、いわゆる文化ちり取りは、持ち上げた際にごみがこぼれにくい構造をもつためです。通常の三つ手ちり取りは移動時にごみが落ちやすいのに対し、改良型はふたや返しの構造によって回収したごみを保持しやすくなっています。そのため、ほうきで集めたごみを回収して運ぶ拾い掃き作業に適した器具といえます。
床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が壁面へ当たるため、壁面や幅木を汚しやすい。
不適切です。その理由は、床維持剤塗布用のフラット型モップは、一般的な房状モップとは異なり、塗布面が平らで毛や房が長く垂れにくい構造になっているためです。この構造により、壁際や幅木付近でも床維持剤を比較的コントロールしやすく、壁面や幅木を汚しにくいという利点があります。したがって、「房が壁面へ当たるため汚しやすい」という説明は、フラット型モップの特徴を逆に述べた誤りです。
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03
最も不適当なものは、「床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が壁面へ当たるため、壁面や幅木を汚しやすい。」です。
これは適当です。
凹凸のある床では、平らなパッドよりもブラシの毛先のほうがくぼみに入りやすいので、汚れを落としやすくなります。
これは適当です。
マイクロファイバーは、細かい繊維でほこりをからめ取る性質があり、乾いた状態では静電気のはたらきも加わって、油剤がなくてもほこりを取りやすいです。
これは適当です。
自在ぼうきは、床に沿わせるように使うおさえ掃きに向いていて、ほこりが立ちにくいのが長所です。そのため、室内清掃で使いやすい器具です。
これは適当です。
改良ちり取りは、ふた付きで集めたごみがこぼれにくいつくりになっているため、場所を移動しながら行う拾い掃きで使いやすいです。
床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が壁面へ当たるため、壁面や幅木を汚しやすい。
これは不適当です。
フラット型モップは、むしろ房が短く、周囲を汚しにくいことが利点です。前年の公式問題でも、「汚しにくい」という形で出されています。したがって、この選択肢の「汚しやすい」は逆です。
この問題では、清掃器具の形と使い方が合っているかを見分けることが大切です。
特に覚えておきたいのは、マイクロファイバーは油剤なしでもほこりを取りやすいこと、自在ぼうきは室内で使いやすいこと、文化ちり取りはごみがこぼれにくいこと、そしてフラット型モップは壁面や幅木を汚しにくいことです。
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