建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問151 (清掃 問11)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問151(清掃 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

繊維床材の特徴と維持管理に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • ポリプロピレン素材は、耐久性が高い。
  • アクリル素材は、親水性の汚れが取れにくい。

  • ウィルトンカーペットは、濡(ぬ)れると収縮を起こしやすい。

  • スポットクリーニングは、通行量の多い共用部を掃除機で吸引する作業である。
  • しみ取り作業は、定期清掃で行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。繊維床材に使われる素材にはポリプロピレン・アクリル・ウールなど様々な種類があり、それぞれ耐久性・吸水性・汚れへの強さに違いがあります。

選択肢1. ポリプロピレン素材は、耐久性が高い。

誤りです。
ポリプロピレンは弾力性が乏しく繰り返しの踏み圧で毛足が倒れやすいため、耐久性は高いとは言えません。

選択肢2.

アクリル素材は、親水性の汚れが取れにくい。

誤りです。
アクリルは疎水性の繊維であり、水に溶けやすい親水性の汚れは繊維に染み込みにくく、比較的取れやすい特性があります。

選択肢3.

ウィルトンカーペットは、濡(ぬ)れると収縮を起こしやすい。

正しいです。
ウィルトンカーペットはウールを使った機械織りのカーペットが代表的です。ウールは濡れると収縮を起こしやすい性質があります。

選択肢4. スポットクリーニングは、通行量の多い共用部を掃除機で吸引する作業である。

誤りです。
スポットクリーニングは、カーペット上の局所的な汚れ・しみに洗浄剤を使って対処する作業です。

選択肢5. しみ取り作業は、定期清掃で行う。

誤りです。
しみは時間が経つほど繊維の内部に固着し、落としにくくなります。発見したら速やかに対処することが基本です。

まとめ

カーペット素材の特性は「素材の種類ごとの強みと弱み」で整理すると覚えやすいです。

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02

この問題は、繊維床材の素材ごとの性質と、日常清掃・部分清掃の実務を正しく理解しているかを問うものです。判断のポイントは、素材そのものの耐久性や汚れの落ちやすさと、清掃用語の意味を混同しないことです。特に、スポットクリーニングと日常の除じん作業、しみ取りと定期清掃の違いは現場でも混乱しやすい部分です。

選択肢1. ポリプロピレン素材は、耐久性が高い。

不適切です。ポリプロピレンは軽量で耐薬品性に優れる一方、繊維床材の代表的な素材の中で特に耐久性が高いとまではいえません。踏圧を長く受ける場所では、ナイロンやウールなどのほうがへたりにくく、復元性の面でも有利とされます。そのため、「ポリプロピレン素材は、耐久性が高い」と断定する表現は適当ではありません。素材の特徴を問う問題では、「薬品に強い」と「摩耗に強い」を分けて覚えることが大切です。

選択肢2.

アクリル素材は、親水性の汚れが取れにくい。

不適切です。アクリルのような合成繊維は吸水性が低く、水になじみやすい汚れ、すなわち親水性の汚れは比較的除去しやすい性質があります。反対に、油性のしみや粘着性のある汚れは注意が必要です。この選択肢は、汚れの性質と繊維の性質の組合せを逆にしたひっかけです。「親水性の汚れが取れにくい」と覚えてしまうと、洗剤選定や処置の判断も誤りやすくなるため、正しく整理しておく必要があります。

選択肢3.

ウィルトンカーペットは、濡(ぬ)れると収縮を起こしやすい。

適切です。ウィルトンカーペットは高級織物系の繊維床材として扱われ、天然繊維、特にウールを用いるものでは、水分の影響で縮みや変形が生じやすい性質があります。そのため、過度の湿潤や不適切な洗浄は寸法変化や風合い低下の原因になります。繊維床材は見た目だけでなく、素材と構造によって水への弱さが異なるため、湿式処理の可否を確認することが重要です。この選択肢は、そうした材質上の注意点を正しく述べています。

選択肢4. スポットクリーニングは、通行量の多い共用部を掃除機で吸引する作業である。

不適切です。これは日常清掃で行う除じん作業の説明に近く、スポットクリーニングの説明ではありません。スポットクリーニングとは、全面を清掃するのではなく、汚れた箇所やしみのある部分を局所的に処理する作業です。つまり「人通りの多い場所を掃除機で吸うこと」ではなく、「目立つ汚れを部分的に処置すること」が本質です。用語の意味を正確に押さえることで、清掃計画の区分や作業指示の理解もしやすくなります。

選択肢5. しみ取り作業は、定期清掃で行う。

不適切です。しみは時間が経つほど繊維の奥に入り込み、除去が難しくなります。そのため、しみ取りは定期清掃まで待つものではなく、発見時にできるだけ早く行うのが基本です。定期清掃は一定周期で全面的または計画的に実施する清掃ですが、しみ取りは汚れの発生に応じて行う個別対応です。現場ではこの初期対応の速さが、見栄えの維持だけでなく、床材の寿命やしみの固定化防止にも直結します。

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03

最も適当なものは「ウィルトンカーペットは、
濡(ぬ)れると収縮を起こしやすい」です。

選択肢1. ポリプロピレン素材は、耐久性が高い。

誤りです。
ポリプロピレン素材は復元力が乏しくへたりやすいため、
耐久性が高いとは言えません。

選択肢2.

アクリル素材は、親水性の汚れが取れにくい。

誤りです。
アクリルなど合成繊維でできたものは親水性の汚れが取れやすいです。

選択肢3.

ウィルトンカーペットは、濡(ぬ)れると収縮を起こしやすい。

正しいです。
ウィルトンカーペットはウールでできているため、
濡れると収縮を起こしやすいです。

選択肢4. スポットクリーニングは、通行量の多い共用部を掃除機で吸引する作業である。

誤りです。
スポットクリーニングとは、汚れが多い箇所を重点的に洗浄する作業です。

選択肢5. しみ取り作業は、定期清掃で行う。

誤りです。
しみは放置すると内部へ浸透し取れにくくなるため、
見つけしだい除去します。

まとめ

繊維床材に関する問題でした。
特徴だけでなく維持管理方法も覚えておきましょう。

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