建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問153 (清掃 問13)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問153(清掃 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

床維持剤のドライメンテナンス法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ウェットメンテナンス法に比べて部分補修がしやすい。
  • 前方に進む作業が主体となり、作業上の安全性が高い。
  • 一定期間を通しての平均的美観度は高い。
  • ドライバフ法で用いる床磨き機は、回転数が高いとフロアポリッシュの皮膜を傷めるので、低速で使用する。
  • スプレーバフ法は、艶出し作用を持つ液を噴霧しながら、専用パッドを装着した超高速磨き機により床を研磨する方法である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。ドライメンテナンス法とは、水や洗剤を大量に使わずに床の美観を保つ管理方法の総称で、ドライバフ法・スプレーバフ法などの手法があります。

選択肢1. ウェットメンテナンス法に比べて部分補修がしやすい。

正しいです。
ドライメンテナンス法は、傷んだ箇所にフロアポリッシュを部分塗布してバフ機で磨くだけで補修できます。

選択肢2. 前方に進む作業が主体となり、作業上の安全性が高い。

正しいです。
ウェットメンテナンス法では、塗布した水や洗剤で足元が滑らないよう後退しながら作業することが多いのに対し、ドライメンテナンス法では前方に進みながら作業できるため、視野が確保されて安全性が高まります。

選択肢3. 一定期間を通しての平均的美観度は高い。

正しいです。

ドライメンテナンス法では、汚れや傷がついた際にこまめにバフ機で磨いて光沢を回復できるため、ウェットメンテナンス法のように定期的に剥離・再塗布を繰り返す方法と比べ、一定期間を通じた平均的な美観度を高く維持できます。

選択肢4. ドライバフ法で用いる床磨き機は、回転数が高いとフロアポリッシュの皮膜を傷めるので、低速で使用する。

誤りです。
ドライバフ法では、研磨剤を含まないフロアパッドで床を磨いて光沢を回復させる方法であり、回転数が高いほど摩擦熱によってフロアポリッシュの皮膜が硬化・平滑化されて光沢回復の効果が高まります。

選択肢5. スプレーバフ法は、艶出し作用を持つ液を噴霧しながら、専用パッドを装着した超高速磨き機により床を研磨する方法である。

正しいです。
スプレーバフ法は、艶出し作用をもつスプレー液を床面に噴霧しながら、専用パッドを装着した高速・超高速床磨き機で研磨することで、床面の細かな傷や軽度の汚れを除去しつつ光沢を回復させる方法です。

まとめ

ドライバフ法のポイントは「高速回転で磨く」ことです。回転数が高いほど光沢回復効果が大きく、通常のポリッシャーより約10倍の回転数をもつバーニッシャーを使うこともあります。

参考になった数3

02

ドライメンテナンス法は、水や洗剤を多く使わずに、バフ作業などで床維持剤の表面を整え、光沢や美観を回復させる維持管理方法です。日常的な手入れの延長として実施しやすく、作業効率や安全性に優れる場面が多い一方で、使用する機械や回転数、パッドの種類を誤ると皮膜を傷めることがあります。そのため、各方式の特徴を正しく理解し、ウェットメンテナンスとの違いも含めて整理しておくことが重要です。

選択肢1. ウェットメンテナンス法に比べて部分補修がしやすい。

適切です。ドライメンテナンス法は、床面全体を洗浄液で濡らして処理する方法ではなく、必要な部分を中心に光沢回復や表面調整を行いやすい方法です。そのため、通行量が多く傷みやすい部分だけを重点的に補修することが比較的容易です。ウェットメンテナンス法では広い範囲を一体的に処理しやすい反面、部分的な補修には手間がかかることがあります。このため、部分補修のしやすさはドライメンテナンス法の長所の一つです。

選択肢2. 前方に進む作業が主体となり、作業上の安全性が高い。

適切です。ドライメンテナンス法では、床面を大きく濡らさずに作業するため、作業者や通行者が滑る危険が比較的小さくなります。また、作業の多くは機械を前方に進めながら行う形で進行しやすく、後退しながら作業する場面が少ないため、足元確認がしやすいという利点もあります。ウェットメンテナンスでは濡れた床が原因で転倒リスクが高まることがあるため、安全性の面でもドライ方式は有利とされています。

選択肢3. 一定期間を通しての平均的美観度は高い。

適切です。ドライメンテナンス法は、床面の光沢をこまめに回復させやすいため、長い期間で見たときに床の見た目を比較的安定して保ちやすい方法です。ウェットメンテナンスのように、作業直後は非常にきれいでも時間経過とともに見栄えが落ちるという変動が大きくなりにくく、平均的な美観度は高くなります。特に日常清掃と組み合わせて計画的に行うことで、床の印象を継続的によい状態に保ちやすい点が特徴です。

選択肢4. ドライバフ法で用いる床磨き機は、回転数が高いとフロアポリッシュの皮膜を傷めるので、低速で使用する。

不適切です。ドライバフ法は、床維持剤の皮膜表面を摩擦熱でならし、光沢を引き出す方法であるため、一般に高回転の床磨き機が用いられます。むしろ低速では十分な光沢回復効果が得られにくく、ドライバフ法の特徴を活かしにくくなります。ただし、回転数が高ければよいというものではなく、床材や皮膜の状態に合ったパッドや機械を選ぶことが大切です。したがって、「低速で使用する」という説明は誤りです。

選択肢5. スプレーバフ法は、艶出し作用を持つ液を噴霧しながら、専用パッドを装着した超高速磨き機により床を研磨する方法である。

適切です。スプレーバフ法は、床面に専用のバフ液を噴霧し、その液の働きとパッドの摩擦によって汚れを除去しながら光沢を回復させる方法です。特に超高速床磨き機を用いることで、短時間でも高い艶出し効果を得やすくなります。単に磨くだけでなく、軽微な汚れの除去と光沢回復を同時に行える点が特徴です。日常的な美観維持に有効な方法として、ドライメンテナンスの代表的手法の一つといえます。

参考になった数1