建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問160 (清掃 問20)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問160(清掃 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

廃棄物処理法に基づく一般廃棄物及び産業廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 事務所建築物から廃棄されたスチール机は、産業廃棄物である。
  • スーパーマーケットから排出された紙くずは、一般廃棄物である。
  • カフェテリアから廃棄された生ごみは、一般廃棄物である。
  • し尿を含まないビルピット汚泥は、一般廃棄物である。
  • レストランから排出された廃天ぷら油は、産業廃棄物である。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。産業廃棄物には、あらゆる業種に適用される品目と、特定の業種から排出された場合にのみ産業廃棄物となる品目があります。

選択肢1. 事務所建築物から廃棄されたスチール机は、産業廃棄物である。

正しいです。
スチール机は産業廃棄物の「金属くず」に該当します。金属くずは業種の制限なく、すべての事業活動から排出されるものが産業廃棄物となります。

選択肢2. スーパーマーケットから排出された紙くずは、一般廃棄物である。

正しいです。
産業廃棄物としての「紙くず」は、建設業・パルプ製造業・製紙業・紙加工品製造業・新聞業・出版業など特定の業種から排出されるものに限られます。

選択肢3. カフェテリアから廃棄された生ごみは、一般廃棄物である。

正しいです。
産業廃棄物としての「動植物性残さ」は、食料品製造業・医薬品製造業・香料製造業の製造工程から排出されるものに限られます。

選択肢4. し尿を含まないビルピット汚泥は、一般廃棄物である。

誤りです。
ビルピット汚泥は、し尿を含むか否かによって分類が異なります。し尿を含む汚泥(合併槽や汚水槽の清掃で発生するもの)は一般廃棄物ですが、し尿を含まない汚泥(雑排水槽やグリース阻集器の清掃で発生するもの)は産業廃棄物(汚泥)として扱われます。

選択肢5. レストランから排出された廃天ぷら油は、産業廃棄物である。

正しいです。
廃油はあらゆる事業活動に伴って排出されるものが産業廃棄物となる品目であり、業種による制限はありません。レストランから排出された廃天ぷら油(廃食用油)も産業廃棄物(廃油)として産業廃棄物処理業者に委託して処理する必要があります。

まとめ

産業廃棄物の分類で特に重要なのは「業種制限のある品目」です。紙くずは特定業種(建設業・製紙業・出版業等)のみ、動植物性残さは食料品製造業等のみが産業廃棄物となり、それ以外の業種からの排出は一般廃棄物となります。

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02

本問は、廃棄物処理法における一般廃棄物と産業廃棄物の区分を問う問題です。ポイントは「排出場所」ではなく「廃棄物の種類」によって区分される点にあります。特に事業活動に伴って発生するものでも、すべてが産業廃棄物になるわけではなく、法令で定められた20種類に該当するかどうかが重要です。紙くずや生ごみなどは業種によって扱いが変わるため、例外規定を含めて正確に理解することが求められます。

選択肢1. 事務所建築物から廃棄されたスチール机は、産業廃棄物である。

適切です。事務所などの事業活動に伴って排出される金属製の机は、金属くずに該当し、産業廃棄物として扱われます。産業廃棄物は、業種に関係なく該当する「金属くず」「廃プラスチック類」などの特定の種類に分類されます。スチール机は明確に金属製であるため、一般廃棄物ではなく産業廃棄物となります。

選択肢2. スーパーマーケットから排出された紙くずは、一般廃棄物である。

適切です。紙くずは原則として産業廃棄物ですが、例外として「建設業」「製紙業」など特定業種以外から排出されるものは一般廃棄物として扱われます。スーパーマーケットはこれらの特定業種に該当しないため、排出された紙くずは一般廃棄物に分類されます。このように、同じ紙くずでも業種によって扱いが異なる点が重要です。

選択肢3. カフェテリアから廃棄された生ごみは、一般廃棄物である。

適切です。飲食店から出る生ごみは、事業系廃棄物ではありますが、産業廃棄物の20種類には該当しないため、一般廃棄物として扱われます。このような廃棄物は「事業系一般廃棄物」と呼ばれ、家庭ごみとは区別されますが、法的分類としては一般廃棄物に含まれます。

選択肢4. し尿を含まないビルピット汚泥は、一般廃棄物である。

不適切です。ビルピットから発生する汚泥は、し尿を含まない場合でも「汚泥」として産業廃棄物に該当します。汚泥は業種に関係なく産業廃棄物として定められている代表的な項目です。そのため、一般廃棄物とするのは誤りであり、本問の正解となります。

選択肢5. レストランから排出された廃天ぷら油は、産業廃棄物である。

適切です。廃食用油は「廃油」に該当し、産業廃棄物として扱われます。廃油は業種に関係なく産業廃棄物に分類される代表例であり、飲食店から排出されたものであっても例外ではありません。適切に回収・処理する必要があり、一般廃棄物として処理することはできません。

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