建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問161 (清掃 問21)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問161(清掃 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
- 燃える可能性のある吸い殻などは、ステンレス鋼製コレクタで収集する。
- 新築の建築物では、使用開始後一定期間が経過したとき、廃棄物処理計画を見直す。
-
雑芥(かい)とは、動植物性残渣(さ)の廃棄物で、レストラン、ホテル等の調理場から出るごみである。
- 感染性のおそれのある産業廃棄物であるかどうかの判断は難しく、医療関係者にゆだねられている。
- 個人によるインシュリンの注射が認められ、ホテルや商業施設の一般ごみに注射針が捨てられており、ごみ回収時に手に刺さる事故が発生している。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。建築物内廃棄物の種類の名称と定義の区別が問われています。特に「雑芥(ざっかい)」と「厨芥(ちゅうかい)」は混同されやすい用語です。
正しいです。
吸い殻には燃え残りの火種が残っていることがあり、プラスチック製などの可燃性容器に入れると火災の危険があります。ステンレス鋼などの不燃性金属製コレクタを使用することが適切な収集方法です。
正しいです。
新築の建築物は使用開始当初、廃棄物の発生量や種類が設計・計画時の想定と異なることがあります。そのため、実際の使用実態を踏まえ、使用開始後に廃棄物処理計画を見直すことが求められています。
雑芥(かい)とは、動植物性残渣(さ)の廃棄物で、レストラン、ホテル等の調理場から出るごみである。
誤りです。
「動植物性残渣の廃棄物で、レストランやホテル等の調理場から出るごみ」は「厨芥」の定義です。雑芥は紙くずや繊維くずなどの乾性廃棄物を指し、厨芥とは別の分類です。
正しいです。
環境省の感染性廃棄物処理マニュアルに基づき、廃棄物が感染性を有するかどうかの判断は、排出の状況や廃棄物の形状等を踏まえて、医師等の医療関係者が行うこととされています。
正しいです。
インスリン自己注射の普及に伴い、使用済みの注射針が一般施設のごみ箱に混入するケースがあり、収集・運搬作業中に作業員が刺傷事故に遭う事例が報告されています。
「厨芥(ちゅうかい)」は台所・調理場から出る動植物性残渣(いわゆる生ごみ)、「雑芥(ざっかい)」は紙くずや乾性の雑多なごみ(紙くずと厨芥の混合物とする定義もあります)と整理しておきましょう。この2つの用語の混同は試験で頻繁に狙われるポイントです。
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02
最も不適当なものは「雑芥(かい)とは、動植物性残渣(さ)の廃棄物で、
レストラン、ホテル等の調理場から出るごみである」です。
正しいです。
燃える可能性のあるものはステンレス鋼製コレクタなど不燃材料で
できた容器で収集します。
正しいです。
実際の運用と新築時の計画で乖離が発生する場合があるため、
使用開始後一定期間が経過したタイミングで廃棄物処理計画を見直します。
雑芥(かい)とは、動植物性残渣(さ)の廃棄物で、レストラン、ホテル等の調理場から出るごみである。
誤りです。
動植物性残渣の廃棄物で調理場から出るものは厨芥と呼ばれます。
雑芥は厨芥以外にも紙くずなど他のごみも含めたものです。
正しいです。
一般人には感染性のおそれがあるかどうかの判断は難しいです。
正しいです。
インシュリンは自己注射が認められていますが、注射針が一般ごみに
廃棄されることで回収時に手に刺さる事故が発生しています。
雑芥は様々なごみを示すものです。
厨芥との違いを覚えておきましょう。
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03
建築物内廃棄物の管理では、廃棄物の性質に応じて安全に収集し、分別し、適切に処理につなげることが基本です。特に、吸い殻のような火災リスクのあるもの、感染性が疑われる廃棄物、注射針のような鋭利物は、通常のごみより高い注意が必要です。また、廃棄物処理計画は建物の使用実態に応じて見直すことが重要です。設問では、こうした実務上の考え方の中で、用語の意味を正しく理解しているかが問われています。
適切です。その理由は、吸い殻には火種が残っているおそれがあり、可燃性の容器で集めると火災につながる危険があるためです。そこで、耐熱性と不燃性に優れたステンレス鋼製のコレクタを用いて安全に回収します。建築物内では、廃棄物管理は単に片付けるだけでなく、火災予防も重要な目的の一つです。この選択肢は、実務上の安全管理の考え方に合っています。
適切です。その理由は、新築時に想定したごみの種類や量と、実際に建物を使い始めてからの排出実態とが一致しないことが少なくないためです。たとえば、想定以上に飲食系廃棄物が多かったり、分別区分が運用しにくかったりすることがあります。そのため、使用開始後に一定期間の実態を確認し、回収方法や保管場所、分別方法を見直すことは合理的な管理です。建物管理では、計画を作って終わりではなく、運用実績に合わせて改善する姿勢が大切です。
雑芥(かい)とは、動植物性残渣(さ)の廃棄物で、レストラン、ホテル等の調理場から出るごみである。
不適切です。その理由は、ここで述べている内容は、一般に厨芥に近い説明であり、雑芥そのものの説明としては狭すぎるためです。雑芥とは、本来、種々雑多なごみやくずを広く指す言葉です。つまり、紙くずや木片、ガラス片などを含むような雑多な廃棄物の意味合いがあり、調理場から出る動植物性残渣だけに限定されません。したがって、この選択肢は雑芥の定義を取り違えており、最も不適当です。
適切です。その理由は、感染性廃棄物に該当するかどうかは、見た目だけでは判断できない場合があり、血液などの付着状況、排出場所、感染症の種類などを踏まえる必要があるからです。環境省の感染性廃棄物処理マニュアルでも、通常の基準だけで判断できない場合には、専門知識を有する医師などが感染のおそれを判断するとされています。つまり、最終的な判断には医療上の知見が必要であり、この選択肢は実務の考え方に沿っています。
適切です。その理由は、自己注射の普及により、医療機関以外の場所でも注射針が廃棄される場面が生じているためです。注射針のような鋭利物は、たとえ少量であっても回収作業者に刺傷事故を起こす危険があります。しかも、血液が付着していれば感染リスクも伴います。そのため、ホテルや商業施設などでは、一般ごみに鋭利物が混入する危険を意識し、作業者保護や利用者への注意喚起を行うことが重要です。
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