建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問163 (清掃 問23)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問163(清掃 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
- 建築物内廃棄物は、有価物、事業系一般廃棄物又は産業廃棄物に分類される。
- ごみ量の見える化は、分別したことがリサイクル向上などにいかに寄与しているかを実感できる。
- ごみ置き場の見える化は、清掃員などの作業環境の改善や分別保管を可能とし、分別の意識付けに貢献する。
- ごみ管理運営の見える化は、ごみ管理者などの日常業務の管理を容易にし、経済的なリサイクル対策を促進する。
- マニフェスト制度は、建築物外へのごみ移動状況の見える化が目的である。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。建築物内廃棄物の管理における「見える化」の4つの種類(ごみ量・ごみ置き場・ごみ管理運営・建築物外へのごみ移動)の意味と、マニフェスト制度の本来の目的を正確に理解することが大切です。
正しいです。
建築物内から排出される廃棄物は、売却・リサイクルが可能な「有価物」、事務所や店舗などから排出される「事業系一般廃棄物」、廃油・廃液・廃プラスチック類などの「産業廃棄物」の3つに分類されます。
正しいです。
廃棄物の量や種別をグラフ・数値で示すことにより、分別の取り組みがリサイクル率の向上にどれほど貢献しているかを数字で実感でき、継続的な分別意識の向上につながります。
正しいです。
ごみ置き場のレイアウトや表示を整備・可視化することで、清掃員が安全かつ効率的に作業できる環境が整い、廃棄物の分別保管も適切に行えるようになります。また、利用者への分別意識付けにも効果があります。
正しいです。
廃棄物の排出量・処理コスト・業者への委託状況などを記録・可視化することで、ごみ管理者の日常業務が把握しやすくなり、コスト削減や効率的なリサイクル対策の検討が促進されます。
誤りです。
マニフェスト制度の目的は、産業廃棄物の処理委託にあたって、排出事業者が廃棄物の流れを把握し、適正処理を確認することと、不法投棄を防止することです。
建築物内廃棄物の見える化は、①ごみ量、②ごみ置き場、③ごみ管理運営、④建築物外へのごみ移動(マニフェスト制度)の4つに整理されます。
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02
最も不適当なものは「マニフェスト制度は、建築物外への
ごみ移動状況の見える化が目的である」です。
正しいです。
有価物、事業系一般廃棄物、産業廃棄物に分類されます。
事務所から排出された木くずは事業系一般廃棄物、建設業などから
排出された木くずは産業廃棄物になるなど、排出元の業種によっても
分類の違いがあります。
正しいです。
ごみ量の見える化により、分別がどのようにリサイクルに
寄与しているかを実感でき分別の継続に繋がります。
正しいです。
ごみ置き場の見える化により、清掃作業の効率化や
分別ミス減少などの効果があります。
正しいです。
ごみ管理運営の見える化により、管理業務の効率化が進み
無駄の少ない運営ができます。
誤りです。
マニフェスト制度の目的は産業廃棄物が適切に処理されたことを確認・管理し
不法投棄をなくすことです。
マニフェスト制度は頻出するため目的を覚えておきましょう。
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03
この問題は、建築物内で発生する廃棄物の分類と、リサイクルを進めるための「見える化」の考え方について理解しているかを問うものです。実務では、単にごみを捨てるだけでなく、どのように分別し、どこで保管し、どのように搬出されるかを管理することが重要です。各選択肢では、廃棄物の基本分類、ごみ量や保管場所の見える化、管理運営の工夫、そしてマニフェスト制度の本来の目的を整理して判断する必要があります。
適切です。建築物から出る廃棄物は、まず売却できる有価物、事業活動に伴って出る事業系一般廃棄物、法律で定められた産業廃棄物に大きく分けて整理されるためです。例えば、古紙や金属くずでも、再資源化して価値を持つものは有価物として扱われることがあります。一方で、事務所から出る紙くずや生ごみなどは事業系一般廃棄物、廃プラスチック類や金属くずなど一定のものは産業廃棄物として扱われます。分類を正しく行うことは、適正処理とリサイクル推進の出発点です。
適切です。理由は、ごみ量を数値やグラフで把握できるようにすると、分別の効果が目に見えて分かるようになるからです。例えば、可燃ごみが減って資源ごみが増えていれば、分別が適切に進み、再資源化に結びついていることが確認できます。現場では、ただ「分別しましょう」と呼びかけるだけでは意識が続きにくいですが、実際の数量や減量成果が示されると、関係者が努力の成果を実感しやすくなります。そのため、ごみ量の見える化は行動改善につながる重要な手法です。
適切です。その理由は、ごみ置き場の表示や配置を分かりやすく整えることで、誰が見ても分別ルールを理解しやすくなり、作業のしやすさも向上するためです。例えば、廃棄物の種類ごとに保管場所を明示し、表示板や色分けを行えば、誤投入を減らしやすくなります。また、通路の確保や容器配置の整理が進めば、清掃員の安全性や作業効率の改善にもつながります。ごみ置き場は建物利用者と清掃従事者の双方に関わるため、見える化の効果が現れやすい場所です。
適切です。その理由は、ごみの発生量、回収頻度、分別状況、処理費用などを管理しやすくすることで、無駄の少ない運営が可能になるからです。例えば、どの部署でどの種類のごみが多いかを把握できれば、分別方法の見直しや回収回数の適正化ができます。その結果、処理コストの削減や有価物回収の増加につながり、経済的にも有利になります。見える化は単なる情報表示ではなく、管理を改善し、継続的なリサイクル施策を進めるための基盤として重要です。
不適切です。その理由は、マニフェスト制度の目的は単なる「見える化」ではなく、産業廃棄物が排出から最終処分まで適正に処理されたことを確認し、不法投棄や不適正処理を防止することにあるためです。たしかに、排出事業者が廃棄物の流れを追跡できる点では結果的に見える化の機能もありますが、それは本来目的の一部にすぎません。制度の中心は、委託した産業廃棄物がどの業者に渡り、どう処理され、最終的に適正処分されたかを記録と確認で担保する点にあります。したがって、この記述は制度の目的を狭く捉えすぎています。
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