建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問164 (清掃 問24)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問164(清掃 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物内廃棄物の貯留・搬出方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式より防災性に優れている。
  • 真空収集方式は、容器方式より衛生性に優れている。
  • 貯留,排出機方式は、真空収集方式より初期コストが少ない。
  • コンパクタ・コンテナ方式は、小規模建築物に適している。

  • コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式よりランニングコストが小さい。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。建築物内廃棄物の貯留・搬出方式にはいくつかの種類があり、それぞれ衛生性・防災性・コスト・適用規模などの特徴が異なります。

選択肢1. コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式より防災性に優れている。

正しいです。
コンパクタ・コンテナ方式は廃棄物を密閉されたコンテナに圧縮して貯留するため、ごみが外部に露出しにくく、容器方式と比べて防火・防災性に優れています。

選択肢2. 真空収集方式は、容器方式より衛生性に優れている。

正しいです。
真空収集方式は廃棄物を密閉された小口径配管内で真空搬送するため、搬送過程で廃棄物が外気に触れず、臭気や害虫の発生を防ぎやすく、容器方式より衛生性に優れています。

選択肢3. 貯留,排出機方式は、真空収集方式より初期コストが少ない。

正しいです。
真空収集方式は建物全体に真空配管を敷設するための設備費が大きく、初期コストが非常に高くなります。貯留・排出機方式はそのような大規模な配管設備が不要なため、初期コストは真空収集方式より低く抑えられます。

選択肢4.

コンパクタ・コンテナ方式は、小規模建築物に適している。

誤りです。
コンパクタ・コンテナ方式は廃棄物を圧縮して大型コンテナに貯留し、コンテナごとトラックで搬出する方式です。設備が大型になるため、廃棄物の排出量が多い大規模建築物に適しており、小規模建築物には不向きです。
 

選択肢5. コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式よりランニングコストが小さい。

正しいです。
コンパクタ・コンテナ方式は廃棄物を圧縮して体積を減らして貯留するため、搬出回数を削減でき、結果として収集運搬に係るランニングコストを容器方式より小さく抑えられます。
 

まとめ

各方式の特徴を「衛生性・防災性・コスト・適用規模」の4つの観点で整理しておくことが試験対策のポイントです。

参考になった数3

02

最も不適当なものは「コンパクタ・コンテナ方式は、
小規模建築物に適している」です。

選択肢1. コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式より防災性に優れている。

正しいです。
コンパクタ・コンテナ方式はごみを圧縮しコンテナに収容するため
ごみが露出している容器方式と比較し発火の可能性が低く
防災性に優れています。

選択肢2. 真空収集方式は、容器方式より衛生性に優れている。

正しいです。
真空収集方式は輸送管でごみを吸引して処理するため、
ごみが露出し滞留する容器方式と比較し衛生性に優れています。

選択肢3. 貯留,排出機方式は、真空収集方式より初期コストが少ない。

正しいです。
貯留・排出機方式は圧縮したごみを貯留し排出機で回収車などに
排出する方法です。真空収集方式は輸送管や吸引装置が必要ですので
貯留・排出機方式の方が初期コストが少なくなります。

選択肢4.

コンパクタ・コンテナ方式は、小規模建築物に適している。

誤りです。
コンパクタ・コンテナ方式は大量のごみを圧縮処理できるため
大規模な建築物に適しています。

選択肢5. コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式よりランニングコストが小さい。

正しいです。
コンパクタ・コンテナ方式は初期コストは高いですが、運用に
必要な人員が少なくなるためランニングコストは安価になります。

まとめ

廃棄物の貯留・搬出の方式について特徴を覚えておきましょう。

参考になった数1

03

この問題は、建築物内で発生するごみをどのように貯留し、搬出するかという各方式の特徴を比較するものです。ポイントは、衛生性、防災性、初期コスト、ランニングコスト、そして建築物の規模との相性です。単に設備の名前を覚えるのではなく、それぞれの方式がどのような建物に向いているのか、なぜその方式が採用されるのかまで理解しておくことが重要です。特に機械化された方式は便利ですが、導入費用や適用規模に注意が必要です。

選択肢1. コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式より防災性に優れている。

適切です。コンバクタ・コンテナ方式は、ごみを機械で圧縮し、比較的密閉された状態で貯留できる方式です。そのため、紙くずや可燃性廃棄物がむき出しで置かれやすい容器方式に比べて、火気の影響を受けにくく、防災面で有利です。また、ごみが散乱しにくく、管理もしやすいため、火災の原因となる雑然とした状態を防ぎやすい点でも優れています。したがって、この記述は適切です。

選択肢2. 真空収集方式は、容器方式より衛生性に優れている。

適切です。真空収集方式は、ごみを配管内で吸引して集中的に搬送する仕組みであり、ごみに人が直接触れる機会や、ごみを建物内で長距離運ぶ必要が少なくなります。そのため、悪臭、汚汁、害虫の発生を抑えやすく、容器方式より衛生的です。特に病院や大規模施設のように衛生管理が重視される建築物では、この方式の利点が大きくなります。したがって、この記述は適切です。

選択肢3. 貯留,排出機方式は、真空収集方式より初期コストが少ない。

適切です。真空収集方式は、配管網、吸引設備、集じん設備など大がかりな機械設備を必要とするため、導入時の費用が非常に高くなる傾向があります。これに対して、貯留・排出機方式は、ごみを一時的にためて排出する設備を設ける方式であり、真空収集方式ほど大規模なインフラを必要としません。そのため、一般に初期コストは真空収集方式より小さくなります。よって、この記述は適切です。

選択肢4.

コンパクタ・コンテナ方式は、小規模建築物に適している。

不適切です。コンパクタ・コンテナ方式は、ごみを圧縮して大量に貯留できるため、ごみ発生量の多い中規模から大規模建築物に向く方式です。機械設備の導入や設置スペースが必要になるため、ごみ量の少ない小規模建築物では、設備費や維持管理費に見合わないことが多いです。小規模建築物では、より簡便な容器方式のほうが現実的です。したがって、この記述が最も不適当です。

選択肢5. コンパクタ・コンテナ方式は、容器方式よりランニングコストが小さい。

適切です。コンバクタ・コンテナ方式では、ごみを圧縮することで体積を減らせるため、搬出回数や収集運搬の手間を減らしやすくなります。その結果、人件費や搬送にかかる費用を抑えられる場合が多く、長期的には容器方式よりランニングコストが小さくなることがあります。もちろん電力や保守費は必要ですが、ごみ量の多い建築物では全体として効率がよく、経済性に優れるため、この記述は適切です。

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