建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問168 (ねずみ、昆虫等の防除 問3)
問題文
ゴキブリ防除のために、ある工場でゴキブリ用粘着トラップを用いて、ゴキブリ指数を算出した。薬剤散布を行う前に5日間、10か所にトラップを設置したところ、合計で200匹のゴキブリが捕獲された。その後、薬剤を散布し、同じ場所に同じ数のトラップを10日間設置したところ、合計で2匹のゴキブリが捕獲された。
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問168(ねずみ、昆虫等の防除 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
ゴキブリ防除のために、ある工場でゴキブリ用粘着トラップを用いて、ゴキブリ指数を算出した。薬剤散布を行う前に5日間、10か所にトラップを設置したところ、合計で200匹のゴキブリが捕獲された。その後、薬剤を散布し、同じ場所に同じ数のトラップを10日間設置したところ、合計で2匹のゴキブリが捕獲された。
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薬剤散布前のゴキブリ指数は0.4である。
- 薬剤散布後のゴキブリ指数は0.05である。
- 薬剤散布前のゴキブリ指数は4である。
- この作業によるゴキブリの防除率は90%である。
- 薬剤散布後のゴキブリ指数は0.2である。
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この過去問の解説 (3件)
01
ゴキブリ指数は、捕獲したゴキブリの総数を、トラップを設置した日数とか所数の積で割って求めます。つまり、1トラップを1日設置したあたり何匹捕まったかを見る指標です。本問では、散布前と散布後の指数をそれぞれ正しく計算できるかがポイントです。また、防除率は単純な減少の割合として考えるため、指数や捕獲数の変化を丁寧に整理することが大切です。計算問題ですが、公式の意味を理解しておくと確実に対応できます。
薬剤散布前のゴキブリ指数は0.4である。
不適切です。その理由は、散布前のゴキブリ指数は、捕獲総数200匹を、設置日数5日とか所数10か所の積50で割って求めるからです。計算すると、200÷50=4となります。したがって、散布前の指数は0.4ではなく4です。0.4という値は、小数点の位置を誤って計算したと考えられます。ゴキブリ指数は、防除前後の発生状況を比較する基本的な指標ですので、設置条件を正しく掛け合わせてから割ることが重要です。
不適切です。その理由は、散布後のゴキブリ指数は、捕獲総数2匹を、設置日数10日とか所数10か所の積100で割って求めるためです。計算すると、2÷100=0.02となります。したがって、0.05という値は誤りです。この種の問題では、散布前と散布後で設置日数が異なる点に注意が必要です。捕獲数だけを見て判断するのではなく、何日間、何か所に設置したかという条件を含めて指数化することで、正しく比較できるようになります。
適切です。その理由は、ゴキブリ指数が、捕獲総数÷(設置日数×設置か所数)で求められるためです。本問の散布前は、5日間、10か所、捕獲数200匹ですから、200÷(5×10)=200÷50=4となります。したがって、この選択肢は正しいです。指数4とは、1トラップを1日設置したとき平均して4匹捕獲されたことを意味します。発生密度を把握するうえで、非常に重要な基礎データとなります。
不適切です。その理由は、防除率は一般に、防除前後の指数の減少割合から求めるためです。本問では、防除前指数が4、防除後指数が0.02です。したがって、防除率は(4-0.02)÷4×100=99.5%となります。よって、90%ではありません。なお、捕獲数だけで見ても200匹から2匹へ減っており、大幅な減少です。このことからも90%より高い防除効果であると考えやすく、計算結果とも一致します。
不適切です。その理由は、散布後のゴキブリ指数は2÷(10×10)=2÷100=0.02であるためです。0.2にするには20÷100のような計算になってしまい、実際の捕獲数2匹とは合いません。散布後は設置日数が10日間で、散布前より長くなっているため、その条件を正しく反映して計算する必要があります。指数は単なる捕獲数ではなく、設置条件をならした値ですので、日数やか所数の見落としに注意が必要です。
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02
正しいものは「薬剤散布前のゴキブリ指数は4である」です。
ゴキブリ指数とは調査期間における1日1トラップあたりの捕獲数です。
捕獲された合計を日数とトラップ数で割ることで求められます。
【薬剤散布前】
200÷5÷10=4
【薬剤散布後】
2÷10÷10=0.02
また防除率とは薬剤散布によってどれだけ減少したかを表します。
(4-0.02)÷4×100=3.98÷4×100=99.5%
上記より薬剤散布前のゴキブリ指数4が正しいです。
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03
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。ゴキブリ指数は「捕獲総数 ÷ トラップ設置数 ÷ 設置日数」で求めます。また、防除率は「{1 −(防除後のゴキブリ指数 ÷ 防除前のゴキブリ指数)} × 100(%)」で算出します。
薬剤散布前のゴキブリ指数は0.4である。
誤りです。
薬剤散布前は、200匹 ÷ 10か所 ÷ 5日 = 4 となり、ゴキブリ指数は4です。
0.4は誤りです。
誤りです。
薬剤散布後は、2匹 ÷ 10か所 ÷ 10日 = 0.02 となり、ゴキブリ指数は0.02です。
0.05は誤りです。
正しいです。
薬剤散布前は、200匹 ÷ 10か所 ÷ 5日 = 4 となり、ゴキブリ指数は4です。
誤りです。
防除率は {1 −(0.02 ÷ 4)} × 100 = {1 − 0.005} × 100 = 99.5(%)です。
90%は誤りです。
誤りです。
薬剤散布後のゴキブリ指数は0.02であり、0.2は誤りです。
ゴキブリ指数の計算式「捕獲数 ÷ トラップ数 ÷ 設置日数」と、防除率の計算式「{1 −(防除後指数 ÷ 防除前指数)} × 100」の2つを確実に覚えましょう。
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