建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問178 (ねずみ、昆虫等の防除 問13)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問178(ねずみ、昆虫等の防除 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

ローラ式の粘着クリーナを用いた調査結果に関する次の文章から、イエダニの密度及びその評価について正しいものはどれか。

太郎さんは、A事業所とB事業所の畳面上に生息するダニの密度を調査するために、ローラ式の粘着クリーナを用いた。粘着クリーナの幅は10cmとする。
A事業所では、粘着クリーナを転がした距離が5cmであり、粘着紙には、5匹のイエダ二が付着していた。B事業所では、同クリーナを転がした距離が10cmであり、粘着紙には、20匹のイエダニが付着していた。

  • A事業所のイエダニの密度は、500匹/m2である。
  • A事業所のイエダニの密度は、2,500匹/m2である。
  • B事業所のイエダニの密度は、1,000匹/m2である。
  • B事業所のイエダニの密度は、2,000匹/m2である。
  • イエダニの密度は、A事業所の方が高い。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、ローラ式粘着クリーナで調査した面積から、単位面積当たりのイエダニ密度を計算できるかを問う計算問題です。ポイントは、調査面積を「クリーナの幅×転がした距離」で求め、その面積に対して何匹採れたかを1平方メートル当たりに換算することです。単に捕獲数だけを比べるのではなく、どれだけの面積を調べたかまで含めて評価する必要があります。そのため、面積換算の考え方を正確に押さえることが大切です。

選択肢1. A事業所のイエダニの密度は、500匹/m2である。

不適切です。その理由は、A事業所で調査した面積は幅10cm×距離5cmで50c㎡であり、5匹捕獲されているため1c㎡当たり0.1匹となります。これを1㎡(10,000c㎡)に換算すると0.1×10,000で1,000匹/㎡となるため、500匹/㎡という値は誤りです。面積換算を正しく行うことが重要です。

選択肢2. A事業所のイエダニの密度は、2,500匹/m2である。

不適切です。その理由は、A事業所の密度は5匹÷50c㎡=0.1匹/c㎡であり、これを1㎡に換算すると1,000匹/㎡となります。2,500匹/㎡という値は計算過程と一致せず誤りです。単位変換を丁寧に行う必要があります。

選択肢3. B事業所のイエダニの密度は、1,000匹/m2である。

不適切です。その理由は、B事業所の調査面積は幅10cm×距離10cmで100c㎡であり、20匹捕獲されているため1c㎡当たり0.2匹となります。これを1㎡に換算すると0.2×10,000で2,000匹/㎡となるため、1,000匹/㎡は誤りです。

選択肢4. B事業所のイエダニの密度は、2,000匹/m2である。

適切です。その理由は、B事業所では100c㎡の面積で20匹確認されているため、20÷100=0.2匹/c㎡となり、これを1㎡に換算すると2,000匹/㎡になります。この計算が正しいため、この選択肢が正解です。

選択肢5. イエダニの密度は、A事業所の方が高い。

不適切です。その理由は、A事業所は1,000匹/㎡、B事業所は2,000匹/㎡であり、密度が高いのはB事業所です。捕獲数ではなく単位面積当たりで比較することが重要です。

参考になった数4

02

正しいものは「B事業所のイエダニの密度は、2,000匹/m2である」です。


各事務所で粘着クリーナーで採取した面積を求め、
ダニの採取量と面積から密度が分かります。


【A事業所】
採取した面積:10cm×5cm÷10,000=0.005m2
密度:5匹÷0.005m2=1,000匹/m2

 

【B事業所】
採取した面積:10cm×10cm÷10,000=0.01m2
密度:20匹÷0.01m2=2,000匹/m2

 

上記より、B事業所のイエダニの密度2,000匹/m2が正しいです。

参考になった数1

03

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。ローラ式粘着クリーナを使ったダニ密度の計算では、「調査面積(m²)= クリーナの幅 × 転がした距離」を求め、「密度(匹/m²)= 付着ダニ数 ÷ 調査面積」で算出します。

選択肢1. A事業所のイエダニの密度は、500匹/m2である。

誤りです。
A事業所の調査面積は、幅10cm × 距離5cm = 50cm²です。
50cm²をm²に換算すると、50 ÷ 10,000 = 0.005m²となります。
密度 = 5匹 ÷ 0.005m² = 1,000匹/m²ですので、500匹/m²は誤りです。

選択肢2. A事業所のイエダニの密度は、2,500匹/m2である。

誤りです。
A事業所の調査面積は、幅10cm × 距離5cm = 50cm²です。
50cm²をm²に換算すると、50 ÷ 10,000 = 0.005m²となります。
密度 = 5匹 ÷ 0.005m² = 1,000匹/m²ですので、2,500匹/m²は誤りです。

選択肢3. B事業所のイエダニの密度は、1,000匹/m2である。

誤りです。
B事業所の調査面積は、幅10cm × 距離10cm = 100cm²です。
100cm²をm²に換算すると、100 ÷ 10,000 = 0.01m²となります。
密度 = 20匹 ÷ 0.01m² = 2,000匹/m²ですので、1,000匹/m²は誤りです。

選択肢4. B事業所のイエダニの密度は、2,000匹/m2である。

正しいです。

B事業所の調査面積は、幅10cm × 距離10cm = 100cm²です。
100cm²をm²に換算すると、100 ÷ 10,000 = 0.01m²となります。
密度 = 20匹 ÷ 0.01m² = 2,000匹/m²ですので、正しい記述です。

選択肢5. イエダニの密度は、A事業所の方が高い。

誤りです。
A事業所は1,000匹/m²、B事業所は2,000匹/m²であり、密度が高いのはB事業所です。

まとめ

ローラ式粘着クリーナによるダニ密度の計算手順は「面積(cm²)= 幅 × 距離 → m²に換算(÷10,000) → 密度 = 匹数 ÷ 面積(m²)」の3ステップです。

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